げんてんかいき

趣味は「聖書通読」ですが、何か?

聖書を読んでて、パンに酢って美味しいの?と思ったところから、思いがけず・・・

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今、聖書通読で旧約聖書のルツ記を読んでいる。

最低でも1年に1回は聖書を通読するよう心がけているので、当然ルツ記も何度も読んできた。

しかし、今まで気にしてなかったけれども、気になった箇所があった。

それは、ボアズがルツに言う「ここに来て、このパンを食べ、あなたのパン切れを酢に浸しなさい。」(ルツ記2章14節)という台詞。

正確には「パンに酢」という部分。

え?それって美味いの?不味そうだけど・・・と初めて思ったのだ。笑

正直、どうでもいいことかもしれないが、気になったので、注解書を開いてみた。

すると、ここでいう「酢」とはぶどう酒が酸化して「酢」になったもの。

それを油に混ぜ、パンにつけて食べていたらしい。

酢には疲労回復や食欲増進の効果も期待できる。

暑い中での畑仕事の合間の軽食としてパンに酢はもってこいだったのだろう。

日本で言うところのおにぎりと梅干しみたいな感じだろうか?

さて、ルツ記の「酢」とは「酸っぱくなったぶどう酒」であることが分かったが、「酸いぶどう酒」というと普段聖書を読んでるクリスチャンならばだれもが思い浮かべる場面がある(と思う)。

それはキリストが十字架刑に処せられる時の一場面。

聖書からそのまま引用してみる。

イエスはすべてのことが完了したのを知ると、聖書が成就するために、「わたしは渇く」と言われた。酸いぶどう酒がいっぱい入った器がそこに置いてあったので、兵士たちは、酸いぶどう酒を含んだ海綿をヒソプの枝に付けて、イエスの口もとに差し出した。イエスは酸いぶどう酒を受け取ると、「完了した」と言われた。(ヨハネの福音書19章28~30節)

注解書によると、ここで出てくる「酸いぶどう酒」とはローマ兵が飲料用に使用していたものであるとのこと。

しかし、この「酸いぶどう酒」がルツ記の「酢」と同じであるならば飲料には適さない。

「酢」を水のようにゴクゴクとは飲めない。

どういうことだろう?と思って他の資料を当たってみるとローマ兵が飲料用として使用していた「酸いぶどう酒」は酢を水で割ったものだったらしい(※それにハーブをやスパイス、蜂蜜を加えたりも)。

生水だと菌が繁殖していたり、腐ったりするので、殺菌や防腐のために水に酢を入れたと考えられる。

ちなみに、この飲み物は「ポスカ」と呼ばれていて旅人も常備していたとのこと。

「ポスカ」についての知識があってはじめて、ローマ兵がキリストに酸いぶどう酒を含ませようしたのは純粋に喉を潤してやろうと思っただけであったことが分かる。

それが分からないと嫌がらせ?と思ってしまう人もいるかもしれない。

ということで、今回は「パンに酢?」というところから、少しばかり調べてみたが、思いがけず十字架の場面でなんとなく腑に落ちなかったことについてスッキリと理解することが出来た。

感謝である。