げんてんかいき

趣味は「聖書通読」ですが、何か?

人が「善悪を知るようになった」とは?

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聖書通読箇所

創世記3~4

注目節

見よ。人はわれわれのうちのひとりのようになり、善悪を知るようになった。(創世記3章22節)

所感・考察

神は人間に「善悪の知識の木からは、食べてはならない」(創世記2:17)と仰せられた。

しかし、人間はその命令を破り、善悪の知識の木からその実を取って食べてしまった。

結果、彼らは「善悪を知るようになった」と聖書は教える。

「善悪を知るようになった」とは何を意味するのか?

その解釈にはイロイロとあるようだ。

個人的には、本来は神が善悪の規準であるにも関わらず「人間が自分を善悪の判断の規準とするようになった」ことを「人は・・・善悪を知るようになった」との解釈が腑に落ちる。

サタンは絶えず人々を誘惑して、人は神のようになり何が良いことで何が悪いことか、何が正しくて何が誤りであるかを自分で決めることができると信じさせて来た。

(ファイヤーバイブル注解付聖書)

士師記に「そのころ、イスラエルには王がなく、それぞれが自分の目に良いと見えることを行っていた」(17:6、21:5)とある。

これはイスラエルの民が、自分(人間)を規準として善悪を判断していたということであろう。

その結果、イスラエルにはソドムとゴモラのような不道徳のはびこる町が存在するようになっていた。

自分を規準とすることは、自分を神とすることであり、それはすなわち「欲望」に従って生きることになるので、滅びにつながってしまうということだろう。

ただ、「善悪を知るようになった」結果として、最初に人間が自身の裸であることに気づき、それを恥じるようになったのは何故か?という問いについては、上記の解釈では上手く説明できない。

研究の余地ありである。